• 草津市

無料で伝統文化を体験!文化庁による「関西キッズ伝統文化プログラム」で生け花体験してきました★

report

無料で伝統文化を体験!文化庁による「関西キッズ伝統文化プログラム」で生け花体験してきました★

落語、生け花、三味線など・・・長い歴史に培われた、日本が世界に誇る伝統文化。

そんな伝統文化を参加無料で体験できるイベント、2022年12月3日(土)にイオンモール草津で開催された『小学生・中学生のための関西キッズ伝統文化プログラム2022 ニッポンをあそぼう in 滋賀』に参加してきましたので、ご紹介します。

今年度はまだ、大津駅から電車で約9分+徒歩約5分と滋賀からも近いイオンモールKYOTOと、和歌山会場で開催予定です。

昨年も開催されていたので来年度も開催されるかも…?

参加無料!日本の伝統文化を楽しく体験♪関西キッズ伝統文化プログラム

『小学生・中学生のための関西キッズ伝統文化プログラム2022』は文化庁による子供たちの伝統文化体験事業。

日本の伝統文化の名人によるステージ講演やブースで、約1時間の伝統文化体験プログラムを開催し、その道の名人・達人が子どもたちに各伝統文化を伝授する特別教室です。

対象は小学生・中学生で参加費無料。事前予約制ですが、空きがあれば当日整理券が配布されていました。

一部イベントは半月前にはほぼ定員に達していたので、早めのご予約が良さそう。

滋賀会場で開催された『ニッポンをあそぼう in 滋賀』では、イオンモール草津のイベント会で、落語・けん玉・生け花・押し花・三味線・将棋の6つのプログラムから好きな体験を選んで参加できました。

いけばなを体験!楽しく暮らしに彩りを

今回、子どもたちは「生け花」に挑戦。

滋賀県花道協会野洲支部の方々が、花をいける楽しさと、遊び心を伝える生け花の体験教室です。 

生け花の魅力やいけ方の解説をしながら、子供たちが実際にいけばな体験をし、作った作品は持ち帰れるとのこと。

お花と飾り、はさみとワイヤー、そして剣山ではなく子供たちでも安全にできる給水フォームと器が用意されていました。

思っていたよりも身近な道具ばかりで、家でも気軽に楽しめそう。

子どもにとっては初めての生け花体験ですが、講師の先生がわかりやすく丁寧に手順を説明をしてくれました。

クリスマスを彩る生け花に挑戦!

カーネーションやかすみ草を使用して、クリスマスらしい雰囲気に仕上げます。

赤い枝は「サンゴミズキ」。

落葉樹で、冬に枝が珊瑚のように赤くなるそうで、様々な花との相性が良く生け花でよく使われるそう。

まずは全体像をイメージして、枝の長さを決めて切ります。

切ったら元に戻せないので最初は緊張していたようですが、作業を進めていくうちに楽しさが勝ったようで、だんだん手際が良くなっていきました。

生け花をしていると、花や枝を見つめることで「観察力」、どこで切るかなどの決断を繰り返すことで「決断力」、仕上がりのイメージを膨らませる「想像力」、イメージ通りに仕上げるために順を追って作業を進めることで「段取り力」などが養われるのだそう。

長さを決めて切ったら、次はこの枝を仕上がりのイメージに合わせて曲げていきます。

このまっすぐな枝をしならせ、曲げることを生け花では「ためる」と言うそう。折れないように、でもしっかりと曲がるように慎重にためていきます。

イメージ通りにためることが出来たら、サンゴミズキを給水フォームに刺して、上の方でまとめます。

給水フォームは子どもでも安心して使えますが、剣山と違って何度も刺し直せないので慎重に。

この時点で、サンゴミズキのため方や枝の刺し方など、既にそれぞれの個性が出ていました。

次は給水フォームの下の方に薩摩杉を刺していきます。

ヒムロスギや屋久杉とも呼ばれる、シルバー味を帯びたグリーンのこんもりとした葉が特徴のスギで、クリスマス時期によく使われ、リースやスワッグでも人気だそう。

器を回しながら、葉っぱの表面が上を向くように、バランスよく生けていきます。

1周終わったらもう一段上にも薩摩杉を。

いよいよお花を生けていきます。

5月の母の日のイメージが強いお花ですが、実は「四季咲き性」のお花で、一年中お花屋さんに並んでいるそう。

比較的長持ちしやすく、管理もしやすいそうで、鮮やかな赤い色はクリスマスシーズンやお正月にもぴったり。

「雪がかかったように出来るときれいだよ。」

と教えてもらい、雪をイメージしながらカスミソウを生けます。

全体を見て回ってくれる講師の先生以外にも、複数の先生が会場に来てくれていたので、困ったときに教えてくれたり、個性を生かしつつバランスを整えられるようアドバイスをくれました。

ワイヤーをまいた松ぼっくり、サンタさんの飾りをつけて、リボンを結んで・・・

完成です!

同じ花材で、同じ先生に指導していただきながら生けたものでも、繊細な仕上がりのものやダイナミックなものまで、個性豊かな作品が並びました。

「生け花」とは、「季節の植物を器にいけて楽しむ、日本の伝統文化」だそう。

「生け花」と聞くと少し敷居が高いような感じがしていましたが、子どもたちもとても楽しかったそうで、もっと気軽に楽しめるものだと知ることが出来る、素敵なイベントでした☆

イベントでは、お家でのお手入れ方法や楽しみ方についても教えてくれました。

クリスマスが過ぎたら、松ぼっくりは残したまま、小さな凧の飾りをつけたり、松を加えるとお正月の生け花として雰囲気がガラッと変わるそう。

一度生けたら終わりではなく、少しずつお花や飾りを取り換えながら、長く楽しめるのも生け花の魅力ですね。

自宅に飾ると、子どもたちは前を通る度にちらっと眺めては、得意げな顔をしたり、角度を整えたりしていて、やはり自分で生けたお花には愛着がある様子。

もっと気軽にお花を生ける習慣を日常に取り入れようと思える、良いきっかけになりました。

なお、関西キッズ伝統文化プログラム2022のHPでは、2023年1月21日(土)に近隣の京都会場で開催される「ニッポンをあそぼう in 京都」の予約受付が始まっているほか、2021年度・2022年度のイベントの様子を動画で見ることもできますよ★

2023年は何か新しいことに挑戦したいと思っている方、日本の伝統文化に触れてみたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

この記事が気に入ったら「ボタン」を押してくれるとうれしいです ▶︎

さあや

大津市在住、元転勤族の主婦ライター。 趣味はものづくり、新店探しとイベント情報収集。

コメント0

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。

  • 幸せと愛を告げるオネエの言葉 HOROSCOPE占い
  • COLUMN編集部コラム
  • 滋賀ラーメン食べ隊
  • モルック最新情報
  • 読者モデル大募集
  • 正社員・アルバイト募集 一緒にチェキポンをつくりませんか?

MAGAZINE

CHEKiPON
2024年11月号
発行中

DIGITAL BOOK 最新号をデジタルブックで読む
CHEKIPON SDGs宣言 宮川印刷株式会社