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【公開授業】人の心を動かす料理の盛り付け方、学んでみた in立命館大学【ちょっとまじめ】

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【公開授業】人の心を動かす料理の盛り付け方、学んでみた in立命館大学【ちょっとまじめ】

「食」と聞いてまず思い浮かべるのは、毎日の食事ではないでしょうか?
朝ご飯・昼ご飯・夜ご飯。時には夜食や間食など、日々の生活に欠かすことのできないもの、というイメージがありますよね。

 

ただ、「食を学ぶ」と聞いてまず思い浮かべるのは、「食文化」とか「栄養学」、果ては「野菜ソムリエ」などといった「毎日の食事」に直結する学問のことかなと思います。

わたしもそういう印象がつよいです。

しかし、立命館大学びわこくさつキャンパス(BKC)に昨年開講されたばかりの「食マネジメント学部」では、「世界をおいしく、おもしろく」をコンセプトに、食についてより多角的に学ぶことができるんだそう。

そんなBKC「食マネジメント学部」では、SNSを活用して、料理のおいしさや楽しさといった魅力を世界中の人に伝えるいろはや、それらを通じて創出されるコミュニケーション・食ビジネスを学ぶプログラムを開講中とのこと。

そのプログラムのうち、5回目となる「人の心を動かす料理の盛り付け方を学ぶ」回にお邪魔してきました!

 

広々としたキャンパスを進んで、
「コラーニングハウスⅡ」という建物の中に入って案内されたのがこちら。

THE調理室!って感じですよね。

 

学生さんの講義の前に、我々も実際の講義を体験させていただけることに。
いわゆる「映える」写真を撮るには、おいしそうな盛り付けが必須とのこと。

効果的なSNS活用のためには、
・スタイリング
・アカウント運用
・レシピ
の3つが不可欠だとか。

ふむふむ……

そのうち、スタイリングについて学ぶのが今回の講義。

「映える」スタイリングのために……

まずターゲットを決める、そして「トンマナ」を決定して全体のイメージをつくる。
※トンマナ…「トーン&マナー」の略。広告におけるデザインの一貫性を持たせること

そこにオリジナリティを加えて完成させるんだとか。

 

ふむふむ……

こんな感じで、目の前のモニタに映し出された映像を見ながら講義が進んでいくようです。うん、分かりやすい

 

さっそくわたしもターゲット「自分と同じ世代の女性」、トンマナ「かわいいけどスタイリッシュ」という、いやいや絶対むずいやん?
初心者にはハードル高すぎでしょ? な設定でやってみましたよ。
(現場の雰囲気がさ……そうさせたんですよ……)

 

ずらりと並んだカトラリーや食器、ファブリックなどから、自分の設定したコンセプトに見合ったものをチョイスします。

木目調のシート

様々なファブリックも。使い方はいろいろ

色々なカトラリー。効果的に使えばワンランク上のスタイルになります

カップや調味料入れなんかも。

大小様々なお皿やボウルなどがずらり

 

次は盛り付け。

 

今回は「ハンバーグ」をコンセプト通りに盛り付けるので、講義台のうえには主役のハンバーグをはじめ、付け合わせの野菜やハーブなど様々な食材にソースなどが並んでいます。

自分の設定したターゲット・トンマナに沿った食材を配置を考えながら盛り付けます。

これ、思ってる100倍大変。
めちゃくちゃ難しいです……

 

うーん、うーん、と悩んで盛り付けること5分。

 

完成はこんな感じ。

 

結果的には家庭で食べるハンバーグになっちゃいましたね…
スタイリッシュはどこへ……木訥な自分には高すぎたハードルでこけた感じです。

 

本日の講義の内容がつかめたところで、学生さんたちの講義が始まりました。

 

我々も、近くで様子を見させて頂くことに。

学生さんたちが自ら考え考え一生懸命取り組んでいるのがほほえましく、個人的には学生の頃を思い出したりなどしながら講義が進んでいきます。

 

6つのグループに分かれて、それぞれが話あったテーマに沿った盛りつけをしています。

 

ちなみに、6つのグループにヒアリングしてみたところによると……

○ガッツリ食べたい日の僕のごはん
○新婚夫婦の夜ごはん
○主婦会ランチ
○南国風ハンバーグプレート
○ちょっと贅沢な僕のランチ
○大人のお子様ランチ

をコンセプトに盛り付けていったんだそう。
ランダムですが、完成した盛り付けをご紹介!

 

みんなめちゃくちゃ上手じゃないですか?
すごー……

 

最後は、出来上がったものをそれぞれ写真に納めて、それを見ながら講師の方が解説してくれます。

 

ぎっちり盛り付けないで空間を利用するといい、とか、ナナメ俯瞰で撮るときには手前側に盛り付けたほうが見栄えする、など的確かつタメになるアドバイスが満載。

ほおほお、なるほど。
こんな仕事をしていても、写真のセンスがない私も真剣になって聞いていました。

 

このような課題解決型の意欲的なプログラムを通じて、「食で世界を変える力」をつけていくのが「食マネジメント学部」の目的。
5月からスタートした今回のプログラムは今後も何度か開催され、最終的に社会的な食の課題を解決する力を養っていくんだそう。

めちゃくちゃ将来性あると思いません?

生活に切っても切れない「食」を通じて、世界中の人と繋がったり、問題解決できたり、人の心を動かせるなんて、
考えただけでもワクワクしますよね!

さらに、イタリアの大学とも提携を結び、国際的な食の在り方を学んでいるんだそう。
食を360度研究することで、広い視野をもった「食の専門家」を育成しています。

興味を持った人は、ぜひ立命館大学のHPをチェックしてみてくださいね!

 

立命館大学のみなさん、講師のみなさん、当日は本当にありがとうございました!

 

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hatchi

チェキポン編集部。大津市在住。コーヒーとビールと活字があればとりあえず生きていけます。今はもっぱら自転車にハマってます。

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