- 長浜市
慶雲館で開催されている第73回「長浜盆梅展」で、雅な和のアートに触れてきた【長浜】
今回、琵琶湖汽船からご招待いただいた「雪見船クルーズ」のツアープランのひとつ、「長浜盆梅展」にも足を運んできました!
令和6年1月10日(水)〜3月10日
慶雲館/滋賀県長浜市港町
9:00〜17:00(入館16:30)
入館料/大人800円、小・中学生400円
※1月27日(土)〜2月25日(日)の土日祝は夜間ライトアップ開催。〜20:30(入館20:00)
0749-53-2650[長浜観光協会]
慶雲館
明治天皇の行在所として建てられた、2階建て総檜、寄棟造の純和風建築。庭園は国の名勝に指定されている。また「慶雲館」という名は、伊藤博文によって名付けられたと言われている。
しなやかな枝ぶりと可憐な花の「盆梅」。堂々たる風格に感動
毎年、慶雲館で開催されているこの盆梅展は今年で第73回。「盆梅展」という響きから、初心者には難しいのかも…と思っていましたがそんなことはありませんっ。とっても素敵な和のアートだったので、ぜひレポートさせてください。
歴史ある「慶雲館」の建築そのものも荘厳であるものの、和空間を彩る盆梅も見事です。まず入口正面には正々堂々とした盆梅が。
出迎えてくれた盆梅の横には竹細工の照明も灯っています。この竹細工とのコラボも好評で、毎年会場に飾られているんだとか。
手入れの行き届いた庭園を背景に左右に並ぶ盆梅。梅は、白から薄い桃色、濃いピンクなど様々。梅の状態をみて入れ替えられていくため、日によって内容が異なるそう。一鉢一鉢それぞれに枝ぶりが違うのはもちろん、蕾や花の開きなども異なり、思わず息をのむ美しさでした。
そして…
1階の奥には、竹細工と梅の幻想的な空間が広がっていました。今年は初の試みとしてアクリル板を採用。実際より奥行きを感じさせる鏡のような一角が、梅の美しさだけでなく空間を雅に感じさせてくれました。
ちなみに昨年は、水に梅を映しだす“逆さ梅”を表現していたんだとか…それも見てみたかった…もっと早くに足を運ぶべきだったと早速後悔です。でもこの幻想的な空間もぜひ楽しんで欲しいです。
切り絵作家・早川鉄兵さんと盆梅のコラボレーション展示
慶雲館の新館にあたるさらに奥の空間には、昨年に引き続き切り絵作家・早川鉄兵さんとのコラボレーション展示が。
切り絵作家・早川鉄兵さん
伊吹山の麓を拠点に自然や野生動物を描く。繊細な切り絵作品はもちろんインスタレーションやライトアップなども手がける。2024年長浜盆梅展のテーマは「龍×盆梅」。
しなやかに空間を泳ぐ切り絵と梅が見事です。感動…
会場では、切り絵の龍が実際に動くアニメーション(動画)と盆梅の展示もあり、ずっと見ていられる優雅な作品が並んでいました。初めてでも、専門的なことはわからなくても、その美しさに魅了されて目を離せなくなってしまいます。
慶雲館・新館の2階には「盆梅カフェ」も。
切り絵の小動物と盆梅が飾られた空間で、温かいお抹茶や梅茶などの和菓子が楽しめます。ホッと落ち着くひとときを過ごすことができますよ。
またお土産コーナーも充実の品揃え。長浜盆梅展にちなんだ梅のお菓子やグッズが所狭しと並んでいました。また(梅じゃないけど)今回の切り絵作家・早川さんがパッケージを手掛けたお菓子も見つけましたよ。
さらに、1月27日(土)〜2月25日(日)の土日祝は「夜間ライトアップ」も実施しているそうだから、ぜひチェックして見てください。
盆梅展を侮るなかれ。本当に本当に感動のアートを堪能できますよ。
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