- 高島市
1914年創業の「近江手造り和ろうそく 大與」が受け継ぐ、伝統の技に魅了【高島市】
近江手造り和ろうそく 大與 おうみてづくりわろうそく だいよ
- 所在地
- 高島市今津町住吉2-5-8 Googleマップ
- 電話番号
- 0740-22-0557
- 営業時間
- 9:00〜17:00
- 定休日
- 土・日曜、祝日休
- 駐車場
- Pあり
- ホームページ
- 近江手造り和ろうそく 大與
1914年に高島で創業した[大與]のろうそくは、天然の植物蝋(ろう)や櫨(はぜ)、糠(ぬか)でつくられています。今では数少なくなった自然素材のろうそく。においが少なく柔らかな火がゆっくりと燃え続けるのだとか。
[大與]では、1本1本丁寧に、熟練の職人たちの手によって和ろうそくを作っています。蝋涙(蝋が垂れること)や油煙をほぼ発生させないろうそくは環境にも人にも優しいのが自慢です。
不思議と心惹かれるろうそくの「炎」。不規則に揺れる灯りが、心を落ち着け、リラックスさせてくれますよ。
まずは可愛い和ろうそくをPickUp
「はぜの和ろうそく」や「お米の和ろうそく」といった伝統的なろうそくは、創業から変わりません。脈々と受け継がれてきた伝統の灯りを愉しめます。
さらに、贈り物や記念日にふさわしい、洗練されたデザインのシリーズも人気なんだとか。
まめろうそくカラーアソート ビビッド 1,210円(米糠、長さ45mm、燃焼時間約15分)
県が指定する伝統的工芸品のひとつでもある和ろうそくをカジュアルに可愛くアレンジした人気商品。カラフルでかわいい10本は「ビビッド」のほか「アースカラー」などもあるんですよ。
色ろうそく 月 1,320円(米糠、長さ75mm、燃焼時間約60分)
雪月花をテーマに秋の月をイメージした「月」のろうそくは、夜眠る前にぴったり。米糠蝋は植物性のため蝋がほとんど垂れないそう。ほかラインナップは「雪」「花」。
「大與」の歴史と和ろうそくづくり
創業から100年以上。[大與]はJR湖西線近江今津駅から徒歩6分程度のところにあります。落ち着いた佇まいと雰囲気に少し緊張しながら暖簾をくぐると、なかは洗練された雰囲気。なんでも代替わりの際に、リノベーションしたのだとか。
通り沿いに佇む古民家です。
洗練された印象の店内。1本1本丁寧に手づくりされる「和ろうそく」の歴史と価値が感じられました。なにより格好いい雰囲気です。
奥の棚には、多種多彩な「和ろうそく」が並びます。もちろんオンラインでも購入できますが、実際のろうそくはまた違っていいです。特にわたしはリアルが好きです。ろうそくを立てるための「燭台(しょくだい)」も種類がいろいろあります。ろうそくの長さに対して相応しい燭台が違うので、ぜひ相談してみてくださいね。
「和ろうそく」づくりを拝見させていただきました
今回は特別に「和ろうそく」づくりの一工程を拝見させていただきました。仕上がったロウソクに色(のついたロウ)を付けていく作業です。
ロウはずっと温めっぱなしです。もちろん冷えると固まるからです。笑
色が付きにくいろうそくの底の部分に先に色をつけ、乾いたら上部にロウをつけます…ろうそくにまんべんなく色がつくように、1本1本、専用の棒を差し込んで行くんですよ。
手間暇かけて仕上げられる1本。手づくりの様子を知れば知るほど、その価値が理解できます。
「和ろうそく」を受け継いで
今回お話をうかがったのは、四代目の大西巧さん。
和ろうそくづくりは“一生を懸けてもいい仕事”だといいます。一層一層重ねてつくる和ろうそくは、気温や温度によってロウのコントロールが大変難しいそう。でもそれも、やりがいや楽しさの一つなんだとか。
今回「心地よい眠り」の取材でうかがった大西さんのお話の中で、印象に残っている言葉があります…それは、
「自然の世界では夕方から夜というのはグラデーションのように、ゆっくりと徐々に移り変わっていくものです。決して、1が0になるわけではない。だから和ろうそくは、1と0の間をうめるものでありたいと思っています」
という言葉。本当に素敵でした。
「和ろうそく」の暖かさは、その炎だけでなく、作り手の想いが込められているからかもしれません。
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