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高島ならではの“一押しイベント”「風と土の交藝」へ行ってきた

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高島ならではの“一押しイベント”「風と土の交藝」へ行ってきた

2月24~26日(前半)と3月3~5日(後半)の6日間、高島市で開催される「風と土の交藝」前半へ行ってきました。

「風のパスポート」(6日間有効・1000円)を購入し、パスポートに書かれてある開放された会場(自宅、工房、農園、施設など)を、自由にめぐることのできるという、オープンアトリエ型のかなり珍しいイベントです。

 

まずは、横井真一さんの会場へ。

 

 

開催される各会場にはオレンジの看板やのぼりが目印として設置されています。パスポートにはスタンプを押せるようになっているので、スタンプラリーのようなワクワク感で胸が高鳴ります!

 

横井さんは、昔から伝わる「古代米」や「青大豆」といった美味しいものを、より多くの人たちに繋いでいけるよう加工し、無添加の大福として販売しています。

 

「朽木まるきゅう」さんの「まるきゅう大福」と言えば、ご存じの方もいるはず!
生産者の方に会って、商品に対する思いや販売される上での工夫などを直接聞くことができるので、理解と関心が深まり、商品への距離がグッと近づきました。

 

朽木まるきゅうさんの商品は[道の駅くつき新本陣]や[くつき温泉てんくう]などで購入できるそうです。

 

 

次に陶芸作家 Steve Tomaszewski(スティーブ・トマシェフスキ)さんのお宅と工房へお邪魔しました。

 

「日本語が通じるだろうか?」という別の意味でのドキドキもありましたが、とても日本語がお上手なのでひと安心。

 

工房には、整理されてあるたくさんの道具が並びます。

 

「もったいない(から捨てられない)」「100残したうち2個くらい使えます(笑)」と、ジョークも交えながら、等身大の暮らしぶりを話してくれました。

 
窓からは、まだ雪の残る里山の風景が見渡すことができ、彼の作品にも通じるものがあるようでした。

 

 

まだまだお話ししていたかったのですが、新しい来客もあり、そろそろお腹が空いてきたので、発酵料理人・他谷昌子さんのところへ向かいました。

 

「美食倶楽部」で発酵のある暮らしを発信している他谷さんのキッチンには、既に多くの人が集まっていました。

 

お知り合いの方はもちろん、宿泊施設でのサービスを模索されている方、以前から気になっていたけれど中々接点がなかった方などが、発酵食と会話を楽しんでいました。

 

他谷さんがメニューを監修している[かもす家](京都・三条通り)も好評で、2月末まで期間限定営業の予定が、3月以降も営業するとのことです。

 

発酵食の良さをより多くの人に知ってもらえそうですね。

 

身体に優しく美味しいランチをいただき、いろいろな方との会話で心も身体も温まったところで、田中さんのお宅へ伺いました。

 

初めて会ったような気がしないほど気さくな田中さん夫婦は、大阪から移住。どのように移住を決めたのか、移住してからの地域の人たちとの繋がりや、普段の生活など、ざっくばらんに話しをしてくれます。

 

部屋のあちこちには、手書きの解説が貼ってありました。

 

古民家のセルフビルドに興味がある人はもちろん、田中さん夫婦の人柄からでしょうか、大阪から遊びに来たグループもいるほどです。時間を忘れて、会話が盛り上がりました。

 

そして、田中さん夫婦同様、いろんな方から「ぜひ!」と推しが強かった、ヤギと鶏と一匹の犬と生活されている中嶋周さんのお宅へ。

 

里山で、すぐ横には川の流れる中嶋さんのお宅に入ると、とてもシンプルな暮らしぶりが伺えます。

 

京都からご家族での移住を考えている男性も交え、移住する際の課題から雑談まで、楽しくお話し。

 

時々庭にいる鶏が相槌をうってくれ、のどかな時間が流れます。色々と聞いてみたいことがあったのですが、聞かなくても”感じられる”ことが多い空間でした。

 

 

 

帰りにヤギと犬に挨拶をし、ガラス作家の時澤真美さんのアトリエ兼ギャラリーへ。

 

とてもステキなギャラリーは、お父さんが中心となりリノベーションされたとのこと。

 

こちらでは、京都の大学でイベントのチラシを見て来られた学生さんと一緒になりました。古いものと新しいものとが混ざり合う、心地いい空間で、高島の虹をみた時のようなハッピーな気持ちになりました。

 

ここで、時間となってしまいました。もっと廻りたかったので残念!

 

参加されている人たち、パスポートをもって高島を巡っている人たちとの会話がとても新鮮で、他にはないイベントだけに、とても楽しく刺激的な時間を過ごすことができました。

 

高島市で生活する様々な人たちの生業、暮らし、作品にふれ、交流することができるため、出会いたい人はもちろん、移住を考えている人、お仕事のヒントを求めて訪れる人など楽しみ方や目的は様々でした。
後半も気になる会場が盛りだくさんです。年に1度しかない貴重なイベント。ぜひ、高島を巡ってみてください。

 

風と土の交藝

日時 前半: 2017年 2/24(金)、25(土)、26(日)
後半: 2017年 3/3(金)、4(土)、5(日)10:00 〜 17:00
会場 前半: 高島、朽木、安曇川
後半: 新旭、今津、マキノ
料金 一般 1,000円 【6日間有効】(中学生以下無料)
問い合わせ先 風と土の交藝プロジェクトチーム
リンク http://kazetotsuchi.musubime.tv/
備考

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hatchi

チェキポン編集部。大津市在住。コーヒーとビールと活字があればとりあえず生きていけます。今はもっぱら自転車にハマってます。

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