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【編集後記】CHEKiPON9月号[後編]オーミマリンの船に乗って「多景島」へ行ってきた

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【編集後記】CHEKiPON9月号[後編]オーミマリンの船に乗って「多景島」へ行ってきた

こんにちは、編集部FUJICOです。チェキポン9月号は「びわ湖に浮かぶ島の旅」と題した特集をさせていただいています。さて[後編]は、彦根港からオーミマリンの船に乗って「多景島」に行ったときのお話です。

 

 

 

「多景島」は美しい島そのものが御神体です。元は「竹島」と呼ばれていて、その後、その美しさと見る方向によって島が表情を変えることから「多景島」と記されるようになったそうです。弥生時代から祈りを捧げられていたといわれる神聖な場所なんです。素敵ですね。

彦根市街地の沖合い約6.5kmに浮かぶ周囲約600mの小さな島へは、もちろん「船」に乗って行くことができます。
※カンのいい方はお分かりかと思いますが[前編]の「沖島」と同じ日に取材に行ったため当然“雨”です。涙。

 

 

彦根港でオーミマリンに乗船

まず向かった先は「彦根港」。恥ずかしながら、初めて訪れたわたし。プチトリップ感がたまりません。晴れてたらもっとよかったのに…とはいえ、ワクワクが止まりません。

▲開放感たっぷりの「彦根港」。お天気がよければ、ここからの景色も美しいです


▲ブルーが基調のエントランスは、マリン&リゾートな雰囲気


▲こちらで切符の購入ができます


▲ゲートを通って船へ…


▲思っていたより大きな船。週末や長期休暇の期間は多くの人で賑わいますが、雨の日の平日とあってお客様は“まばら”でした。ラッキーです。

わりと新しめな観光船の中は、清潔で広々、椅子がふっかふかです。座ると気持ちいいー。寝ちゃうかも?
▲広くて新しい船に旅気分も盛り上がります


▲前も後ろも、右も左も、見渡す限りのびわ湖の風景です

 

雨が上がりつつあったのでデッキにも出てみました。響き渡るエンジン音が、船旅の醍醐味。大パノラマのびわ湖の風景が広がっていました。


▲びわ湖の風(と雨)をそのままに感じられるデッキ!最高です!


▲ぐんぐん陸から離れていきます。大パノラマの景色が圧巻です

 

そして…「多景島」が見えてくると、船が島を一周してくれました。
▲だんだんと「多景島」が近づいてきます(わたしたちが近づいているんだけど…)


▲険しい岩肌と、幾つかの「塔」が見えます。荘厳な佇まいでした


▲桟橋を一旦通り過ぎ、反対の方へぐるりと回っていきます


▲真横?島の「見晴らし岬」側です


▲こちらが島の裏側です

どの角度から見ても美しい島を360度眺めさせてくれるなんてなんというサービス!ありがとう、オーミマリン♡


▲取材時のチケットも旅の思い出です♡

 

 

「多景島」に到着

観光船の滞在時間は約30分です。ということで降り立ったのですが…なんということでしょう。なんか泣けてくる。雨の日の無人島で女が一人で泣いてたらドン引きですよね。コワイコワイ。でもわたしこんなことなかったんです、今まで一度も。すごくなんだが安心したような、許されたような(何を?)、包み込まれる感覚というのでしょうか…

ここにきて“島そのものが御神体”というのを実感(体感)してしまったのです。

 

 

港を過ぎて階段を登ると最初に「霊夢山見塔寺」の本堂があります。そもそもこの「多景島」は、長浜の妙法寺の日靖上人が“夢で見た浄土だ”と島に渡り開山したといわれています。

▲現在も美しく保たれた本堂。御朱印をいただくこともできますが事前に確認してください


▲島内の案内図もチェックしてみてくださいね

 

本堂の裏には五角形の塔「誓いの御柱」があり、明治維新の際に明治天皇が誓われた「五箇条の御誓文」が記されています。さらにその奥には、彦根藩井伊直澄が父である直孝の供養のために建立した「七重層塔」がありました。その近くにあるのが「鐘楼堂」で、その鐘は、江戸時代に造られたもの。建設当初より島にあるそうです。

▲五角形の塔「誓いの御柱」です。見上げることしかできません…迫力満点


▲石造りの「七重層塔」もありました


▲江戸時代に造られた「鐘楼堂」の鐘

 

船から見ても(遠目にも)分かる「題目岩」へ。天然の巨石には「何無妙法蓮華経」という文字が刻まれたいたのですが…2018年に崩壊してしまい、現在は見ることができないそうです。岩の横には、若き日の日蓮聖人像が建てられていましたよ。

▲「題目岩」は、天然の巨大な岩です。崩壊したというのが本当に悔やまれますね…


▲題目岩の横に建てられた若き日の日蓮聖人像

最後に題目岩の反対側にある「見晴らし岬」にも行ってみました。普段なら岬からは「沖の白石」や「竹生島」が見えますが…そうです、雨なんです。笑。後は、断崖絶壁すぎてちょっとこわい。訪れる際には気をつけてくださいね。

 

 

 

 

あっという間の30分。でも内容の濃い濃い時間でした。心がキレイになったようなチカラが湧いてくるような不思議な感覚ですごくパワーがもらえました。

それでは、帰りもふかふかの椅子に座って帰ります。またいつか晴れの日におうかがいしますね。ありがとう「多景島」。


●多景島

0749-43-7715(霊夢山見塔寺)
彦根市八坂町

【アクセス】
彦根港▷多景島まで約20分
往復 大人1,500円、学生1,200円、小学生750円
オーミマリン
0749-22-0619(オーミマリン彦根港)
彦根市松原町3755
Pあり(無料)
※土・日曜・祝日 のみ JR 彦根駅からの無料シャトルバス運行
※タクシー 利用の場合は近江タクシー(0570-02-0106)まで
ohmitetudo.co.jp/marine

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FUJICO

CHEKiPON編集部&ライター。西の湖の畔に住み、珈琲と日本酒を愛する仕事人間です。これといった趣味はないものの、ミーハーなので広く浅くなんでも知りたがり。滋賀の魅力が少しでも多くの人に届くように…と無責任に祈っています。

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