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【行ってきた】滋賀県立美術館「塔本シス子展」シスコ・パラダイス かかずにはいられない!人生絵日記

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【行ってきた】滋賀県立美術館「塔本シス子展」シスコ・パラダイス かかずにはいられない!人生絵日記

まさぴょん

滋賀県立美術館で開催中の「塔本シス子展」を観ると、「明るい気持ちになれて、元気が出る!」と好評なので、行ってきました♪

まさぴょん

告知記事も先に読んでくださいね~(^^)/

告知記事⇩⇩⇩

「塔本シスコ展」 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記

日時 2022年7月9日(土)〜9月4日(日)
9:30-17:00(入館は16:30まで)【休館日】
毎週月曜日。ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌日火曜日が休館。
(7月18日(月)は開館し、7月19日(火)は休館。)
会場 滋賀県立美術館 展示室3
料金 一般 1,200円(1,000円)
高・大生 800円(600円)
小・中生 600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金
※展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
問い合わせ先 メールフォーム
▶https://www.shigamuseum.jp/contact/※急ぎの場合は電話にて
滋賀県立美術館
TEL:077-543-2111
(営業時間 平日8:30~17:15)

では、さっそく行ってみましょう~★

明るい色調で大きなサイズの作品が多いですね!

ゆっくりと鑑賞してもらいたいとの想いから、長椅子があちこちに置かれています♪


▲自由の女神達 1994年

シスコの初の大規模個展が1994年に滋賀県立八日市文化芸術会館(現・東近江市立八日市文化芸術会館)で開催されました。その後滋賀県立水口文化芸術会館(現・甲賀市あいこうか市民ホール)で個展が開催されるなど、滋賀県はシスコにとって関係の深い場所であります。
☆シスコさん81歳の作品


▲自宅にて(写真) 1944年

四畳半の自室をアトリエにして、<自由の女神>を描いているシスコさん


▲金魚 大和錦の産卵 1992年 ▲金魚とほてい草 1979年

金魚一匹一匹が楽しそうに泳いでいます。
左側の作品には蟹も描かれていて、涼しげですね。
シスコさんは、日々植物や小さな生き物を育て、静かに大切な命と向き合ってこられました。
命あるものをいつくしむ人柄がしのばれる作品です。
☆シスコさん79歳と66歳の作品


▲ふるさとの海 1992年

シスコさんの夏の思い出の大きな1ページは、3畳ほどもある大きな作品
でもよく見ると段ボールなのです!
シスコさんのふるさと熊本県の海がいきいきと描かれています。
☆シスコさん79歳の作品


▲ふるさとの海(裏側の写真) 1922年


▲ふるさとの海(裏側の書き込みのアップの写真)

作品の裏側には、小さい頃の思い出をシスコさんが書き込んでおられます。
まるで、シスコさん自身の人生の大きな大きな絵日記ですね♪


▲月          ▲太陽      ▲鳥  いづれも制作年不詳

<ふるさとの海>は段ボールに描かれていましたが、こちらは使い古した「しゃもじ」にビビットな絵が描かれています。
ものを大切にして、身の回りのものに「かかずにいられない!」シスコさんの日常が垣間見えますね。


▲椿 1988年頃     ▲かのこゆり 1985年

シスコさんは、帯と着物までも「素敵なキャンバス」にしてしまいました!
後ほどご紹介しますファミリー作品で登場する「お孫さんのミアさん」に、直接お会いする機会を得ました。
「真っ白な生地で着物を自分で仕立てて、そこにシスコおばあちゃんがかのこゆりを手描きしたんですよ」
「帯も二部式で、一人で締めやすいものを作って、そこに紅白の椿を描いています」
「この着物を着て、地元のおまつりに出かけていました」

と家族ならではのエピソードを教えてくださいました。
☆シスコさん75歳頃と72歳の作品


▲鳥の女神 2000年

さらに、シスコさんは作陶にも手を広げます。
ビビットでポップな作品の下部に「シスコ87」の文字が見えますでしょうか?
シスコさんは、作品にご自分の年齢を記されていることが多いので、鑑賞している方が「87歳だって!」「この作品は90歳!」「すごいね!」と一つ一つ驚嘆の声でつぶやいておられました。
いくつになってもこんな絵が描けたら…と思ったら、見ている私たちにも生きる力が沸き上がってくるように感じます


▲晩白柚、ヒロコサン  1999年(左上)
▲ミアノケッコンシキ  1977年(真ん中)
▲福迫弥麻       1999年(右上)
▲ギターヲヒク研作君24 1999年(左下)
▲ミイート、賢一    1999年(右下)

シスコさんは、家族を多く描いておられます。
肖像画を描くときには「バックには好きな花を描くけん。なんの花がよかね」と聞いて回り、各自の好きな花とともに作品にしました。
<ミアノケッコンシキ>の花嫁さんと<福迫弥麻>のモデルが、お孫さんです。
家族の仲の良さが伝わってきますね。
☆シスコさん86歳と64歳の作品


▲NHKがやって来た 1995年

近所の人たちに囲まれながらテレビの取材を受ける様子を描いています。
作品の裏には、「シスコのおまつり」と裏書きされており、シスコさんの高揚感が「おまつり」の一言に集約されています。
見ている私たちにも、放送の様子やインタビューの声まで聞こえてきそうな作品です。
☆シスコさん82歳の作品


▲ひまわりの中で インコ 1987年

ひまわり、ゆり、インコ、ネコのどれも極採色に描かれ、まばゆい太陽光を感じます。
☆シスコさん74歳の作品


▲ミーチャン トウガンヲ ミテ ビックリよ 2002年

ネコはシスコさんの家では、大切な家族の一員でした。
「ミーチャン トウガンヲ ミテ ビックリよ」と作品の右上にシスコさんが書き込んでおられます。
真っ白で大きな冬瓜に手をあげて驚いている飼い猫ミーチャンに、見ている私たちも目をぱちくり!
まるで人間のように感情豊かなミーチャンのファンになりました
他にも、ネコを題材にした作品がたくさんありますので、あなたのお気に入りを見つけてくださいね!
☆シスコさん89歳の作品

前出の作品の中にいたインコとミーチャンが、作品から飛び出して作品展前の通路にいました♪
愛らしいシスコオリジナルキャラクターですね!
インコとミーチャンを持って、写真を撮影できるフォトスポットになっていますので、ぜひ観覧の記念にどうぞ(^^)/

カフェ・ミュージアムショップでは塔本シスコ展限定の和菓子が380円でいただけます。
愛荘町の有名な老舗和菓子店「御菓子司 しろ平老舗」五代目 岩佐昇氏が、シスコの作品からインスピレーションを得て生み出すオリジナル和菓子は、ここでしか食べることができません。
シスコの作品のようなカラフルな和菓子をカフェでいただくのも、シスコ展の新しい楽しみ方ですよ(^^♪

まさぴょん

シスコさんのお孫さんから直接お聞きした興味深い情報をまさぴょんから一つ(^_-)-☆
この作品展は巡回展なので、去年の秋には世田谷美術館でも開催されていました。
その時に見に来られた有名な芸能人「石田ゆ〇子」さんが、シスコさんの作品を気に入られて、ご自分のSNSで発信したら、とてもバズッたそうです!

まさぴょん

どの作品も撮影OKです(*^^)v
気にいった作品を撮影して、あなたもSNSで発信してみませんか?
91歳まで描き続けたシスコさんのエネルギーを全身で感じてください☆
美術館を出る時には元気いっぱいになっていますよ!

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まさぴょん

「滋賀応援団」の団長を目指しています。滋賀のいいところをいっぱい発信したいので、みなさんのまちの情報も教えてくださいね。

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