33の伝統芸能が集結!「日本の祭りinながはま2016」
秋晴れに恵まれた10月29日・30日に、全国各地や海外の伝統芸能を一堂に会した「日本の祭りinながはま2016」が長浜市一帯で開催。
早速いってみた。
中でも長浜曳山祭は今月、ユネスコ無形文化遺産に登録見込みであり、各お祭りはその祝を形にする一方、多彩な伝統芸能を国内外へ広く発信する力強いステージとなった。
賑わいをみせたのは長浜駅前通りにレッドカーペットをひいた「まちなか会場」だ。
米原や長浜各地域の祭、タイ民族舞踊に始まり、近江八幡の日牟札の左義長では参加者もヒートアップ。若者のエネルギッシュな動き、かけ声に見学者も興奮!
そして、夜には8年振りとなる湖北町速水の幡母衣武者行列が披露され、武者が背負う48個の提灯の幻想的な美しさは一瞬にしてその場を鎮めた。
一方、木之本駅前会場では山里の奇祭・丹生の茶わん祭を筆頭に台湾の龍神舞など盛りだくさん。
当日はSLが長浜~木之本駅を往複しており、賑わいに花を添えた。
最後の汽笛が鳴った瞬間、観客の目当ての徳島・阿波踊りが始まり会場は大盛り上がり!カメラマンが殺到していた。
愛らしい着物姿の集団は、およそ千あるといわれる阿波踊りの中でも特に技術の優れた女性ばかりが結集。精練された見事な手足の動き、かけ声に、どこからともなく「芸術やな」と感慨深い声が漏れる。
最後は観客も仲間に入り「踊らにゃ、ソンソン♪」と大きな輪となった。
祭りには人々の祈りが根源にある。形式は多種多彩だがその差異を楽しみ、改めて伝統文化を見直し、私達の誇りとしたい。まずは、地元の祭りに行ってみよう。
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