20年以上彦根で愛される、「パッチワークキルト展」へ
6月30日(金)~7月2日(日)まで[彦根市民会館]のギャラリーで開かれた、パッチワークキルト展へ行ってきました。
彦根のパッチワーク教室に通う10代から80代の幅広い生徒さんの作品、100点以上が展示されています。
この教室は彦根で1人の先生が24年間続けている、知る人ぞ知る歴史ある教室です。
パッチワークはイギリスからやってきたたくさんの人が、アメリカの新しい土地で家を飾ったりするために始まったもので、その歴史は数百年以上になるそうです。
最初は殺風景だった家を飾ったり、風をしのいだりするために、そして気持ちを豊かにするために、各家庭で様々なパターンが生まれ、そのパターンが今にも受け継がれています。
こちらは、今回お話を伺った生徒さんの作品。
(お姿は恥ずかしいので秘密でお願いしますとのことでした。)
この方は、パッチワーク歴20年。
お友達の家にあった作品を見て感動して始めたのだそう。囲いになっている横三角の模様は「フライングギース」というパターンで、飛んでいくガチョウがモチーフになっているのだそうです。
「同じパターンでも使う布や使う場所によって印象が大きく変わるため、パズルのようでありながら、1人1人の作品の個性が出るので、つくるのも、見るのも、想像力を働かせるのも面白いです。」
と素敵な笑顔で語りながら、他の方の作品もいろいろご紹介頂きました。
これは結婚式のお祝いに贈るパターン。
こちらは、テントを上から見た様子がモチーフになっている作品。組み合わせる布によって、アラブ感がでていますよね。
こちらは作品のタイトルが「うたたねの夢」。作家さんの好きなものを詰め合わせた作品だそうです。
こんなアニメチックな可愛らしい作品もありました。
パッチワークの鞄もありました。どの鞄も個性的でとても素敵ですね。
こちらは教室を主宰する片岡先生の作品。
スェーデンの伝統工芸品の「ダーラナホース」をパッチワークにしたもので、
「幸福が皆に届くように」という想いを込めて四方に広がっていくように配置されています。
生命のサイクルや躍動感、宇宙のエネルギーをイメージしてつくられた作品もありました。
「Rising Sun」
「鳥の舞」
などなど、本当にずっと眺めていたくなる作品がたくさんありました。
東京のコンクールで賞をとった作品などもたくさんあり、とても見ごたえのあるパッチワークキルト展でした。
昔から受け継がれているパターンや、自分で考えたもの、お友達と一緒に考えたものなど、いろんな時代のいろんなアイデアが詰まって完成するパッチワーク作品に、とても感動しました。
皆さんもぜひ、パッチワークの世界に触れてみませんか。
今回伺った教室を主宰されている片岡公子さん(著書多数)のHPが以下です。
「キルトパレット」:http://quiltpalette.iinaa.net/
彦根にお店もあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
店名 | キルトパレット |
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TEL | 0749-24-8801 |
住所 | 滋賀県彦根市旭町1-8・2F ※JR彦根駅から歩いて5分。 1F「喫茶かいこう」の右の階段から2F |
営業時間 | 10:30~17:00 |
定休日 | 木曜日・日曜日・祝日 |
駐車場 | Pあり |
ホームページ | http://quiltpalette.iinaa.net/index.html |
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