3000体のだるまがずらり 龍潭寺だるままつり

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3000体のだるまがずらり 龍潭寺だるままつり

彦根市古沢町にある龍潭寺(りょうたんじ)で、江戸時代、町人が諸願成就を願いだるまを奉納したことから始まったとされる「だるままつり」が今年も2日間に渡って開催されました。

 

1日目のだるま入魂式は逃してしまいましたが・・2日目の祈祷法要に行ってきました!

 

だるままつりも龍潭寺にも全く知識の無かった私でしたが、事前調べで現在放送中の「井伊直虎」にも出てくる晃天禅師が浜松にある同名の龍潭寺を分寺して建てられたこと、井伊家の菩薩寺となっていること、美しい庭園があるということが分かりました。

 

まずはその名を裏切らないずらりと並ぶだるまたち。小さなだるまから巨大だるままで、その数約3、000体・・す、すごい迫力です!

 

 

 

見慣れると並んでいるだるまの頭が何だかかわいく見えてくるのは私だけでしょうか。

 

鐘の音と共に祈祷法要が始まりました。一番大きなだるまがどどんと存在感を放っています。

祈祷されているだるまは500円から3万円までの値で購入することができますよ。願いを込めて左目を入れ、叶えば右目を入れこちらに返しにくるのが習わしで、お孫さんのためにと買われている方もいましたよ。

 

受付にはストラップやカラフルなだるまも。でもせっかくなので祈祷されている物を求めたいですね。
そしてだるまだけじゃないだるままつりの魅力・・それがこちら。

 

 

ばん!と力強くお経を机に叩きつけ、ばらばらと扇のように次々に広げられるお経・・

 

え?これで読んでいるの?と思われるかもしれませんが、この珍しい、まるで手品のような詠み方は600巻ある大般若を短時間で読み上げる「転読」というもの。

 

大声で経題を読み上げ空中にお経を広げる様は圧巻、その華麗な技に目が釘付けになってしまいました。
さて、だるままつりを堪能したところで龍潭寺の立派な庭園も目に入れておきましょう。

 

最大の見所であるふだらくの庭。この時期は苔の美しさが庭園の魅力をさらに盛り立てています。

 

 


おや、これ何かに見えませんか?

 

 

実はこの石、船なのです。

 

「ふだらくの庭」は中心の石を観音さまとし、観音の浄土と私たちを結び心に平安をもたらすようにと願いを込め作られています。

白砂は大海、杉垣は水平線を模しています。よく考えられているな~。眺めているだけで心が落ち着き何時間でも眺めていられそうです。

 

この日はお日柄も良く着物姿で参拝されている方も。日本文化にゆったりと親しむ休日、お寺の知識の無い私でも堪能することができました。祈祷されただるまは一年間販売されるとのこと、だるままつりを逃された方も、是非龍潭寺に訪れてみて。

 


龍潭寺

TEL 0749-22-2777
住所 滋賀県彦根市古沢町1104
営業時間 9:00~16:00
定休日 無休
駐車場 あり
ホームページ http://www.hikoneshi.com/jp/sightseeing/articles/ryotanji

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FUJICO

CHEKiPON編集部&ライター。西の湖の畔に住み、珈琲と日本酒を愛する仕事人間です。これといった趣味はないものの、ミーハーなので広く浅くなんでも知りたがり。滋賀の魅力が少しでも多くの人に届くように…と無責任に祈っています。

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