- 大津市
滋賀県立美術館が質・量ともに日本最大級のアール・ブリュットコレクションの美術館に!~日本財団収蔵の美術作品550件を受贈~【大津】
日本財団が収蔵していた美術作品550件を滋賀県立美術館に寄贈する目録贈呈式が、2023年8月18日に滋賀県庁知事室で行われました。
まさぴょん
我らが滋賀県民の美術館である、滋賀県立美術館。アール・ブリュット好きのまさぴょんから皆さんにお伝えしたい【まさぴょんポイント】も後半に用意していますのでお楽しみに~♪
目録を受け取った三日月大造県知事は、日本財団の尾形武寿理事長に感謝状を贈りました。
これにより、県立美術館所蔵のアール・ブリュット作品は731件となり、国内公立美術館では最多となります。
滋賀県立美術館についてはこちらからも
▶▶ https://chekipon.com/archives/51834
滋賀県立美術館が寄贈先に選ばれた理由とは?
2010~2011年にフランス・パリで12万人を超える観客を動員した、「アール・ブリュット・ジャポネ展」で、日本の障がい者などが作った作品(928点)が紹介され、大きな反響を呼びました。
日本財団は、この展覧会を助成されていました。
日本財団では展覧会後、出展作品のほとんどを所蔵していましたが、より良い保存や展示機会の拡充を模索されていました。
そのなかで、アール・ブリュットを専門とする学芸員がいて、これまでにも作品を扱ってきた実績のある県立美術館を寄贈先に選ばれました。
とっても名誉でうれしいことですよね。
まさぴょん
【まさぴょんポイント1】…アール・ブリュットとは、「生(なま)の芸術」というフランス語。正規の芸術教育を受けていない人による独自の枠にとらわれない表現が特徴です。
まさぴょん
【まさぴょんポイント2】…近江八幡にある、「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」もアール・ブリュットの作品を展示してきた美術館です。そのNO-MAは、日本財団による支援により、まちなかに残る古民家や蔵を改修し開設されたそうです。これまでにも日本財団さんと滋賀は深い関わりを持っていたんですね!日本財団さん、ありがとうございます~✨✨
贈呈式で、日本財団の尾形理事長は「定期的に展示していただければありがたい」と挨拶されました。
三日月知事は「世界が評価する作品を大切に保管し、鑑賞の機会を提供していきたい。美術館の学芸員も意気に感じている」と感謝を述べられました。
まさぴょん
【まさぴょんポイント3】…遠くから見ているときには「どっしりとしている作品なのかな?」と思いましたが、近づいてよく見てみたら「材料は画用紙とセロハンテープだ」とわかって、親しみが湧きました(^^♪この身近なアートが、アール・ブリュットの魅力なんですよね!来年の春のお目見えが今から楽しみです☆
県立美術館は来年4月、寄贈作品をお披露目する企画展を開催予定であると話されていました。
日本財団もパリ展などで築いたネットワークを活かして協力したいとしています。
期待感が高まりますね☆
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