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未来のために、今できることを。身近なごみのこと、本気出して考えてみた。「小学生ごみゼロ研究コンクール @ 滋賀」

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未来のために、今できることを。身近なごみのこと、本気出して考えてみた。「小学生ごみゼロ研究コンクール @ 滋賀」

滋賀県内の小学生に循環型社会について考えてもらうことを目的として開催された、「第1回小学生ごみゼロ研究コンクール @ 滋賀」。

「滋賀県小学生ごみゼロ研究コンクール実行委員会の主催で、滋賀県内の小学生を対象に、ごみに関する研究・工作を公募しました。(期間は2022年9月1日~10月23日まで)

今回は、「3R(Reduceリデュース、Reuseリユース、Recycleリサイクル)」をコンセプトに、研究や作品を広く募ったそう。

応募資格は、滋賀県内の小学生。多数の応募のなかから、優秀賞として11名が決定!

ということで、2022年12月18日に草津市立市民交流プラザにて行われた表彰式へ行ってきました。

表彰式開式のごあいさつ

まずは、滋賀県小学生ごみゼロ研究コンクール実行委員会委員長さんによるご挨拶から。

▲滋賀県小学生ごみゼロ研究コンクール実行委員会委員長・近畿環境保全株式会社・西村さん

今回、滋賀では初めての試みとなる「ごみゼロ研究」。工夫を凝らして調べ、学ぶことで循環型社会への関心を高めたい。と活動の趣旨を。

少しでもごみを減らすことで、温暖化を防ぎたい。美しいびわ湖を未来へ残したい。そんな想いを語っておられました。

ごみについてのアレコレを、○✕クイズで出題

クイズを出してくれたのは、ごみの組成調査や分別調査などをおこなっているごみのスペシャリスト「NPO法人 木野環境」の丸谷さん▼

クイズの内容はといえば、

「ごみの分別方法は全国各地で同じ?」とか、「納豆のねりからしの排気量はプール1杯分?」とか。

なかにはちょっとマニアックな問題もあって、子どもだけでなく大人も真剣に楽しんでいましたよ。

クイズを通じて、これまで何となくしか知らなかったこと、特に意識してなかったことをたくさん知ることができ、勉強になりました。

いよいよ、表彰式です

今回の応募の中から、すぐれた研究発表を行った小学生たちを表彰します。

最優秀賞は、東近江市立蒲生西小学校4年生・松原由依さんの作品

「わが家のフードロスを調べよう」

1週目、2週目とわけて自宅からでた食品のごみを記録。表にまとめ、気づいたことを家族で話し合ったそう。どうやら賞味期限切れが多いみたいです。

〇購入するときは、少なめにする、冷蔵庫の中身を確認してから買う
〇自分が食べられる量だけお皿に盛りつける
〇料理を作り過ぎない
〇畑で採れた野菜を中心に使い、痛まないうちに使い切る
〇残った食材は翌日に回す

フードロスを出さないために、2回目は上記のことを踏まえて取り組んだ結果、量が減り、フードロスが出ない日もあったようです。すごい!意識して取り組むって大事です。

▲最優秀賞の松原さんには、賞状と景品が贈呈されました

そのほか、特別賞に輝いたみなさんはこちら

それぞれに特色のある研究や作品がずらり。
心なしか、誇らしげな様子にほほえましくなりました。

「皇子が丘公園にはどのくらいごみは落ちているのか」
大津市 3年生 高田桔平さん

「ビンのひみつをさぐる」
大津市 2年生 竹本雅隆さん

「もえないごみの処理の仕方」
東近江市 4年生 匿名希望さん

「びわこのごみについて」
大津市 3年生 竹本愛梨さん

「ペットボトルでプランターを作ってみた」
長浜市 2年生 柴田日和さん

「学校までの道のりをきれいにしよう!」
東近江市 3年生 匿名希望さん

「ごみゼロ大作戦」
長浜市 4年生 北澤心遥さん

「廃材ダンボールとPETボトルキャップでカロム作成」
野洲市 4年生 西村唯菜さん

「廃材を使って人形の衣装を作ってみた」
守山市 4年生 匿名希望さん

「琵琶湖GOMI 0 アート」
大津市 4年生 清水敦哉さん

などなど。ほかにも、こみについて調べたものや、廃材をつかった工作などさまざまな発表がありました。小学生たちの熱心な研究に胸を打たれます。

自分はごみについて意識したことがなかったな~と、みなさんの発表を聞きながら反省しきりでした。

表彰式に参加された小学生のみなさん。賞状を持ってパシャリ。

みなさんイイ顔をしていますね。

※撮影時だけマスクを外しています

開式にあたって

今回のコンクールにご協力いただいた企業の方からも、ご挨拶が。

積水化学工業株式会社さんは、

今回の研究コンクールで気づいたことを忘れず、ごみのポイ捨てをやめるとか、できることから始めて仲間を増やしてほしい。今回の研究活動を一過性のものにするのではなく、これからもごみに対しての意識を持ち続けてくれるとうれしい。と語っておられました。

巌本金属株式会社さんは、

コンクールをきっかけに、寒い日も暑い日も、ごみ処理している人たちについて意識してみてほしい。今回の素晴らしい研究を、一緒に分かち合える仲間を増やして、将来のためのよりよい社会をつくっていこう。と述べられました。

将来へ繋げていきたい「ごみゼロ」の取り組み

滋賀県の未来を担う小学生たちが、自主的に取り組んだ「ごみゼロ研究」。

※撮影時だけ、マスクを外しています

今回、小学生たちの発表や研究成果を拝見していて、循環型社会・ゼロカーボン社会の実現も遠くない未来になりつつあるんだなと感じました。

子ども達に残したい滋賀県・地球のために、わたしも身近なところから「ごみゼロ」について考えていこうと気持ちを改めることができました。まずは、目についたものを何でもかんでも捨てないこと(娘の教科書を捨てた実績アリ)から始めようかな。

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hatchi

チェキポン編集部。大津市在住。コーヒーとビールと活字があればとりあえず生きていけます。今はもっぱら自転車にハマってます。

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