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もしもの時も、いつものものを。立命館大学×無印良品の防災イベントへ行ってきた【南草津】

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もしもの時も、いつものものを。立命館大学×無印良品の防災イベントへ行ってきた【南草津】

防災についての備え、どれくらいしていますか?
正直なところ、我が家はとても万全とはいいがたいです。防災グッズは常備していますが持ち出せるようにパッキングしてないので、ホントに「置いてあるだけ」。
いざ、何か災害が起きたときにどこへ避難すればいいのかも定かじゃない・・・そんな防災意識の欠落したわたしですが、ちゃんとしたいと本当に思っているんです。

そこで、行ってきました。
6/19(日)に開催の、「災害の備えについて学ぼう」in無印良品ルビットパーク南草津

 

今回のイベントは、立命館大学から講師をお招きして、防災についての簡単な勉強会をおこなうというもの。
防災マップの見方や災害についての備えなどを学べるそうで、俄然興味が!!

参加費無料で、1時間程度の勉強会です。

 

教えてくれるのはこのかた

立命館大学 理工学部 環境都市工学科 准教授 金 度源さん

金さんは、歴史都市や文化財を災害から守る研究をされておられます。
様々なまちの課題や災害などを創造的な方法で乗り越え、未来へと持続可能な「しなやかなまちづくり」を目指しているそう。

 

学生街である南草津に立地するからこそ、大学と連携した取り組みをおこなっていきたいという言葉のとおり、立命館大学との合同イベントが実現。想いのチカラってすごい。
無印良品ルビットパーク南草津店の入口から入って左手側。休憩スペースにて実施されました。

穏やかな雰囲気でお話してくれる金さんのもとスライドやハザードマップを使って、防災・減災について学びます。
災害へ備えることは、魅力的なまちづくりをすることだと語る金さん。

災害の被害をどれだけ減らすことができるかを考える「減災」についても取り組んでいくことが大切とのこと。

 

ハザードマップ・防災マップの見方も教えてくれました。
自宅にもハザードマップ置いてありますが、ちゃんと見たことがないという人もいるのでは?
かくいう私もその一人。「あー、あるなぁ」と思って放置しているばかりです。

(草津市・老上学区のもの⇩⇩ルビットパークのある「プリムタウン」周辺は新興地のため現在のマップには未記載。まだ田んぼです)

色分けされているのは、浸水深のめやす。
薄黄色は0.5m未満、オレンジ色は0.5~1.0m未満・・・と赤くなるほどに増えていくそう。
0.5m未満って、「少ないやん」と思うかもしれませんが、30cmってだいたい大人のひざ下くらいの高さ。
そこまで水に浸かっていたら、歩きづらいし足元が見えなくて危険ですよね。侮ってはいけません。

 

右下の道路付近にある、×印は「アンダーパス」と呼ばれるマーク。
道路や鉄道などが立体交差する場合に、その下を通る道の構造のこと。大雨や洪水などのときは真っ先に浸水してしまうので注意が必要です。
「あの高架下通って行ったら近道やで~」は時と場合によっては危険ということですね・・・なるほど。

草津市のハザードマップにはマークの凡例と地域情報がこんな感じで記載されています⇩⇩⇩

また、基本的な情報のほかに地域住民の方からヒアリングした情報もハザードマップに記載しているそう。
「ここは水に浸かりやすい場所だよ」とか、「この水路、転落しそうやで」などといった、実際に暮らしている人の意見を反映することで、より重要度の高いマップになっているんですね。すごい

 

災害時はインフラが止まってしまうのがいちばん大変。
マップを把握して、迅速に非難することが重要ですよね。

 

最初の避難先には、被災者が一定期間の仮住まいをする施設として想定されている「広域避難所」を目指します。
小中高校など学校や、ホールなどたくさんの被災者を受け入れる準備のととのった施設であることが多いです。

広域避難所を補完する「避難所」もあります。地域の状況に応じて開設されるそうなので情報をしっかり把握することが大切。

 

昨今のコロナ禍で、避難所の在り方も変化しているそう。
外の避難所はもちろん、自宅で過ごす「自宅避難」など災害時の避難についても様々。
たくさんの人たちが雑魚寝で過ごすことが多い広域避難所では、コロナウイルス以外の感染症も心配なので、仕切りをつけたり間隔をあけたりなど避難所の様子も多様化しているそうですよ。

「災害用グッズ」を備えるのではなく、「いつもの」ものを常備しておいて「災害に備える」というのが、災害時のストレスを軽減するポイントにも。

そんなときにおすすめしたいのが、「無印良品」の「防災セット」です。

無印良品おすすめの「いつものもしも防災セット」

ふだんづかいしながら、「もしも」のときに役立つアイテムをセットにしています。

01.携帯セット
カバンの中に入れておいて、もしものときに役立つセット。携帯用絆創膏や除菌シート、使いやすいハンカチなど6品入り。包材は簡易エチケット袋としても使えます

02.持ち出しセット
おでかけや旅行にも持っていけるセットは、「携帯セット」の中身に加え、ポーチにもなるサコッシュやヘッドライト、エマージェンシーシートなど11品入りで災害の避難時にも重宝

03.備えるセット
ファイルボックス型で取り出しやすく、アウトドアやキャンプのときに持っていけるセット。「携帯セット」「持ち出しセット」の中身+非常用トイレセット、軍手などをあわせた15品。家に置いておいても邪魔にならず、自宅避難時にも最適。中身を追加して自分仕様にできるのもうれしい

店長の古澤さんが防災セットの説明をしてくれました。緊急時に役立つハンカチ活用法が描かれた「いつものもしもハンカチ」

ちなみに、金さんのおすすめは、「袖口が長い軍手」とのこと。

長いリブは、袖口から木片やゴミなどが入ってきにくく、災害時にとってもいい!と絶賛されていましたよ。

 

防災グッズのほかにも、備えておくと便利なアイテムがずらり。

停電時に自動で点灯する機能付きのLEDライトや、お部屋になじみやすい色使いがカワイイ自宅用消火器も。
コンパクトサイズのガスコンロは硬質ケース付きで便利。ケースに入れて立てて保管できるのもうれしいですね。
それから、無印良品ルビットパーク南草津店さんイチオシの「トイレットペーパー」などなど。

ほかにも、おいしいレトルト食品など種類豊富なので、「災害用食品」ではない「いつもの(馴染みの)食品」をストックしておくのもおすすめです。

「防災」についての正しい知識を身につけて、自分に合った対策をしておくことが大切。
日頃から、゛無理なく”そして゛楽しく” 防災への備えをしておくことで、災害時に取り乱すことなくいつもと同じように過ごすことができるんだなぁと思いました。

 

さっそく、防災セットを準備しよっと。

 

無印良品ルビットパーク南草津店さんでは、レジの奥に防災グッズを置いてありますのでチェックを★

 

今後も、同じようなイベントを随時開催予定とのことなので、お店に足を運んだときにはイベント情報もぜひ確認してみてくださいね。

 

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hatchi

チェキポン編集部。大津市在住。コーヒーとビールと活字があればとりあえず生きていけます。今はもっぱら自転車にハマってます。

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