熊野神社 弓取の神事
2匹の大蛇を退治した修験僧と村の若者の勇気を伝える行で、村の6名の「よぼしき」(村で1人前の男と認められる儀式)を受けた若者が矢を射る。
以前は1月18日と2月に亘ってこの神事がありましたが、現在は成人の日の1回となりました。この日の朝、大字熊野と大字平子に住む18歳を最小年齢とする6人の長男たちがそれぞれの家で身を浄めて熊野神社へ集合し、狩衣という昔の衣装に身を固めて神社と会議所に安置されてある観音様に参詣の後、境内に進み出て拝殿の前から「おろち塚」という場所へ向かって矢を射るのです。矢を放つ的の場「おろち塚」には遠い遠い昔、熊野の人々を苦しめた大蛇を若者達が退治し、その死骸が埋められていると伝えられ、修験者に引率された村の若者がおろち退治で村を救ったので、その美挙を伝えるために弓取式が残ったという伝説があります。伝説としてこの弓取の神事は、中世の修験道者山伏たちの拠点であったこの村での修験者の一つの儀式が形式を変えながら伝えたものと考えられます。
日野にとっては、民俗学上で非常に重要な祭の一つです。
弓取の神事
日時 | 2017年1月9日 |
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会場 | 熊野神社
滋賀県蒲生郡日野町熊野 |
料金 | |
問い合わせ先 | 日野観光協会
TEL : 0748-52-6577 |
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