かつての都に思いを馳せる「紫香楽宮 都あかり」【2016】
10月21日(金)・22日(土)甲賀市信楽町で、今年で2回目の開催となった灯りのイベント「紫香楽宮 都あかり」が行われたので行ってみました。
信楽町の雲井地域には、奈良時代に聖武天皇によって造営された紫香楽宮(しがらきのみや)が存在しました。しかし、度重なる災害や平城還都により、わずかな期間で幕を閉じた幻の都となったのです。
聖武天皇が大仏の建立を進めていた甲賀寺跡では、透光陶器がならべられ、その先には「ねぶた大仏」が姿を現しました。
地域の子ども達も協力して作ったとのことで、これはなかなかの迫力!光だけでなく音楽と香りの演出の中、しばし思いを馳せるかのように、立ち止まって見入る人々の姿が見られました。
透光陶器とは、滋賀県窯業技術試験場で開発された「光を透す土」で出来た陶器で、そのやわらかな光は辺りを幻想的に照らしていました。いつまでも眺めていたくなりますね。
「かつて確かに存在した都を、光の演出によって再現しよう」と、メイン会場の隼人川みずべ公園では朱雀門などを約6万球ものLEDで表現。暗がりに浮かんだ装飾はとても幻想的で、訪れた人は写真を撮ったり光の道を歩いたり、思い思いに古都を感じているようでした。
また、メイン会場では焼きそばや、フランクフルトといったフードに加え、イベントでも使われている透光陶器も販売。宮復元映像の野外上映も行われました。
前回よりもスケールアップしている、このイベント。来年の「都あかり」も楽しみですね!
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