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【3月25日まで】ひいなのほほえみ! 第13回近江八幡節句人形めぐり

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【3月25日まで】ひいなのほほえみ! 第13回近江八幡節句人形めぐり

春の訪れを感じる暖かい日差しの中、八幡堀り周辺で開催されている近江八幡節句人形めぐりに行ってきました。

 

今年で13回目を迎えるこのイベントは、近江八幡の街並みに彩りと賑わいを与え、文化と伝統を大切にする八幡商人を心意気を「今に伝える」ことを目的に、八幡商人が所蔵している貴重な雛人形や、各店補で大切に保管されていた節句人形が展示されています。

 

 

まずは、日牟禮八幡宮の正面にある白雲館(観光案内所)にて、散策マップをゲットしてから、一番多くの雛人形が展示されているという旧伴家(八幡教育会館)に向かいました。
(白雲館は改修工事中なので、門を入って、すぐ右の事務所に地図がおいてあります。)

 

白雲館を出たら左方向へ、通りを3本進み、新町通りに向かいます。
(目印の近江兄弟社をすぎたところを左折です。)

 

 

 

こちらが、旧伴家の入口です。
車でお越しの方は、すぐ隣の市営小幡駐車場に停めると便利ですよ。(駐車料金は1回510円)

入口を入ると土足厳禁の表示がありますので、靴を脱いでから、左手のチケット売り場でチケットを購入します。料金は一般400円。

 

伴家は、江戸時代初期の豪商「伴庄右衛門」が本家として建てた3階建ての商家です。
当時としてはかなり珍しい、木造3階建ての大きな家も見どころの一つになります。

 

 

一階からたくさんの雛人形が展示されています。奥までゆっくり見てみてください。
昭和から江戸時代のものまで、中には、年代不詳のかなり貴重なものもありますよ。

 

 

雛人形のお顔の表情が一つ一つ異なっているのも面白いのですが、小さなお道具も趣があって、見ているだけで楽しくなりますね。

 

 

階段を上がった二階の広間では、とっても可愛い雛人形がお出迎えしてくれます。
お子さんがこの前で記念撮影をされていて、とても微笑ましい光景が見られましたよ。

 

 

 

 

また、三階に向かう中二階には、江戸末期と大正時代の「古今雛」とよばれる貴重な雛人形が展示されています。

 

着物の色も真っ赤ではなく、落ち着いた色味です。冠もとても美しいですね。

 

「江戸生まれの雛」として、圧倒的な人気を誇った古今雛の特徴は、丸顔に引目で、見なれている現代の雛人形とはお顔が随分と違います。

 

 

 

そして三階へ……

 

ずら~っと豪華な雛壇が飾られていて、圧巻の景色です!

 

昭和初期や、大正時代の雛人形を懐かしそうに眺めておられる方もいらっしゃいました。
おばあちゃんからお孫さんまで、ご家族みんなで楽しめるイベントですね。

 

スタッフの方にお話をお伺いしたところ、展示されているものの中には、少し揺れるだけでもすぐに崩れてしまうものもあるそうです。(接着剤や釘などを使わずに、乗せて組んでいるだけなのでとのこと。)

館内では走り回ったりせず、静かにご覧下さいね。

 

ガラスケースの中には入れず、よく見えるように展示して下さっていますので、残念ながら、貴重なお道具が無くなっていることもあるそうです。

 

「展示品には触れない」というマナーを守って、みんなで楽しんでもらいたいものですね。

 

 

さらに、今回ご紹介した旧伴家以外にも、国重要文化財に指定されている[旧西川家]や、[かわらミュージアム]でも雛人形の展示がされています。

近江八幡ひなめぐり_旧西川邸

旧西川家住宅

 

また道中で、「珍しい立ち雛があるよ!」と声を掛けて頂いたので、見せて頂きました。

 

 

これが立ち雛です!!

初めて見ました!これは珍しい!そして、可愛い!!
江戸時代初期のものなんですね~。とても貴重なものが見れて、大満足です。

 

こちらでは他にも、お冠を頭にのせた江戸時代の貴重な雛人形を見ることができます。

 

立ち雛が見られるのは、旧西川家の隣にある「麻顔」「アトリエ伸」です。

 


こちらがオーナーの千賀健一さん。気さくな方で、いろいろ親切に教えてくれますよ。

 

 

今回ご紹介したのは、ほんの一部です。

 

 

八幡堀周辺の各商店(約30店舗)でも、雛人形を展示されていますので、ぜひ皆さんも「散策マップ」を片手に、近江八幡の古い商家の街並みを眺めながら、節句人形めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

取材:ひなりん 代筆:hatchi

 

【散策マップ配布場所】
白雲館観光案内所、近江八幡駅北口観光案内所、市立資料館
散策マップHP→ https://www.omi8.com/wp/wp-content/uploads/2016.pdf

 

近江八幡節句人形めぐり

日時 2018年2月10日~3月25日
9:00~16:30(入館受付は16:00まで)
会場 旧伴家、旧西川家、かわらミュージアム など
料金 旧伴邸入館料 大人400円、小人250円
問い合わせ先 近江八幡物産協会HP
リンク http://www.omi8.com/topics/hiina.htm
備考 ※店舗により、開館時間や定休日が異なりますので、事前にご確認下さい。

 

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hatchi

チェキポン編集部。大津市在住。コーヒーとビールと活字があればとりあえず生きていけます。今はもっぱら自転車にハマってます。

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