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「あけっぴろげ」で工房めぐり

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「あけっぴろげ」で工房めぐり

 

5月12日(金)~14日(日)までの3日間「第18回 湖西手仕事工房めぐり ものづくりの現場と作品に出会える三日間 あけっぴろげ」が開催。早速、初日に巡ってきました!

 

 

「あけっぴろげ」とは、高島市でものづくりに携わる15人の工芸作家が、それぞれの工房を展示会場としてお客さんを迎え入れる年に1度の作品発表会。

 

 

 

問屋さんを通して作品を販売している作家さんも多いので、作家さんだけでなくお客さんにとっても、貴重なイベントです。

イベントとはいえ、お会いしたことない方のお宅にお邪魔するという緊張でドキドキ。

 

 

 

そんなわたしを柔らかな物腰で出迎えてくれたのは、

陶芸家の立石善規さん、草木染め・染色家の立石啓子さんhttp://wasaku.org/ja/artist/keiko-tateishi/)ご夫婦。

あの篠笛・和太鼓奏者 立石雷さんhttps://www.rai-tateishi.com/のご両親なんですよ。

 

 

 

まだ時間も早かったので他のお客さまが来ておらず、ゆっくりと作品を鑑賞しながら、ご夫婦と作品や高島市での生活などをお話ししました。

善規さんの陶器には、植物や鳥、鹿などの絵付けが。

 

繊細で、色もキレイですね。

 

 

 

こちら↓は、身近な自然から感じたスピリットを大切に、時に遊び心もプラスした天然染料による草木染め。

 

 

庭には、小さな川があり、花も咲いていて、山里の春の喜びが感じられる景色が広がっています。

 

 

 

次におじゃましたのは、木工作家の小田切健一郎さんと、木のアクセサリー作家の小田切裕美さんご夫婦。

「木用美工房」という名前で活動されています。

木でつくられた玄関をあけると1階は作業場となっており、まるで大工さんの作業場のよう。

 

ところが、展示スペースの2階には、仏壇などの細かい装飾が施された作品も多くあり、拭漆(ふきうるし)とよばれる手間のかかる手法でできた作品は重厚で美しく、見入ってしまいました。

 

 

 

ここでは、朱漆の朱色が映えたネックレスを身に着けた女性と一緒になりました。
とても明るく気品ある雰囲気が漂っていました!

 

イベントを機に、久しぶりの再会を楽しむ作り手とお客さんが多く、ゆっくりお話しはできませんでしたが、作品はしっかり鑑賞させてもらいました。

小田切さんご夫婦の工房から歩いてすぐのところにあったのは、灯りとオブジェの山口耕一郎さんと陶芸家の山口清美さんご夫婦の会場。

 

身近に置いておきたくなる、そんな愛嬌のある作品は、清美さんの人柄を現しているように感じたのはわたしだけではないハズ(笑)

 

その柔らかさを少し引き締めるような黒のオブジェと、温かい灯りが相性良く展示されていて「きっと相性の良い仲良し夫婦なんじゃないかなぁ」と勝手に想像してしまいました。

 

 

 

 

「よかったらお茶飲んでいく?」との声に誘われて、一息。
日よけを張ってテーブルとイスを準備した庭で、カモミールティーをふるまってくれました。

 

自然の中で、摘みたてのカモミールに癒やされた一時。ごちそうさまでした。

 

 

 

車を走らせると、分かりやすく看板がでていて会場を教えてくれます。迷うことなく次の会場へ。

「NEW FACE」の☆印のついた陶芸家の野口風太さんは、備前焼を学び3年前に高島市へ移住したとのこと。

 

梅ノ子運動公園入口にある[CAFE AZZURRA]さんで、野口さんの作品がつかわれているとのこと。

行った際には器も楽しみたいと思います。

 

 

 

次は、ガラス作家の若山久男さんと、キルト・ポジャギ作家の若山佳代子さんご夫婦の会場へ。

(キルト・ポジャギとは、韓流のパッチワーク)

 

 

高島市へ移住し隣の古民家が空き家になったことから、ご夫婦で4年かけてリノベーションし、自分たちの住居にされたとのこと。

お茶をいただきながら、山口さんのところで先程お会いしたお客さんと一緒に、セルフリノベーションの話しで盛り上がり、ここでもつい長居してしまいました。

 

デリケートなガラス工芸と、ひと針ひと針が手縫いのキルト・ポジャギからはかけ離れているようにみえる古民家のセルフリノベーション。

 

 

でも、久男さん「失敗してもまた作り直せばいいんだよ」と、佳代子さん「だんだん楽しくなってくる」と、ご夫婦が笑顔で話してくれた言葉が印象的で、前向きで地道に作品作りと向き合う姿とつながって感じられました。

 

 

 

会場を巡るたびに、どんどん気になって仕方がなくなってきた[遊楽石窯かものしらべ]

実は、どの会場にもチラシが置いてあったのです。

 

 

 

2会場巡れなくて残念でしたが、最終ゴールは[かものしらべ]へ。

お店からみえる景色は、山々と棚田にすぐ脇を流れる小川とですばらしく、テラス席もありました。

 

もちろん、安心安全にこだわった素材を石窯で焼いたパンも、とても美味しくいただきました。

足を運ぶことによって、作品のルーツを知り、普段は触れる機会のほとんどない逸品とその作り手さんに出会う。

とても貴重な経験となる取材でした。
そして、より高島市を好きになりました!

 

第18回 湖西手仕事工房めぐり ものづくりの現場と作品に出会える三日間「あけっぴろげ」

日時 2017年5月12日(金)〜5月14日(日)、10:00〜18:00
会場 各アトリエ
料金 無料
問い合わせ先 090-6671-3017(奥島圭二)
リンク http://akeppiroge.web.fc2.com/
備考

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hatchi

チェキポン編集部。大津市在住。コーヒーとビールと活字があればとりあえず生きていけます。今はもっぱら自転車にハマってます。

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