「第33回賤ヶ岳まつり」に行ってきた
5月14日(日)、「第33回賤ヶ(しずが)岳(たけ)まつり」に参加してきました。上の写真は「木之本中学校吹奏楽部」のみなさん。
■イベントの概要、場所・アクセス
[賤ケ岳]とは、滋賀県長浜市(旧伊香郡(いかぐん)木之本町)にある標高421 mの山で、琵琶湖と余呉湖を分けるように位置しています。山域の周辺は琵琶湖国定公園に指定されています。「新雪 賤ヶ岳の大観」が琵琶湖八景(参照1)のひとつに数えられており、「賤ケ岳の戦い」の場としても知られています。
歴史の舞台にもなった賤ケ岳古戦場と、琴(こと)糸(いと)の里「大音(おおと)」を背景に楽しいイベントが繰り広げられる、今回で33回目のこのお祭り。
多くの人で賑わっていましたよ。メイン会場は「賤ケ岳リフト駐車場」。長浜駅から車で北に向かうこと、約30分。
■イベントの内容
- ●ステージイベント(9:30スタート、14:00最終ステージ)
- ●賤ケ岳合戦史談会
- ●お楽しみ模擬店
- ●七本槍スタンプラリー
- ●甲冑展示コーナー
- ●戦国茶コーナー などなど
着くとすぐにお腹が空いてきました。200円で山菜ごはんと100円で焼き鳥を購入。
湖北の模擬店は、地域の方々等が出店されていることが多く、縁日などで出る出店とは違ってとってもヘルシーかつリーズナブル。もちろん、どれも美味しいものばかり。
鴨みーる
ちなみに、このあたりのお祭りの模擬店、特に「食べ物」は、午前中でだいたい売り切れてしまいます。お腹が空いてなくても、お昼の為に早めに買っておくのがおススメ。
ステージイベントの「猿回し」。
たくさんの「よさこい」チームが出演していました。少人数のチームや大人数のチーム、また、身を包む衣装も千差万別。
踊りのチョイスも本当にそれぞれ。ちょっと違うだけで違う踊りかのように感じました。よさこいって、想像以上に幅広く、そして奥が深いのかも、とチームごとのカラーに没頭して観覧してしまいました。
中でも印象的だったチーム「江州(ごうしゅう)大舞隊(だいぶたい)」さんの「神波(しんば)」という舞。内面から静かに、力強く湧き上がるかのような踊りにしばし惹きこまれました。
さらに、いつもはチームに一人居る「旗振り」だけが集まり、旗だけの演舞を見せてくれました。
ご当地キャラの三成くんとひでよしくんも来ていましたよ。
三成くん、前立て取れたからって、落ち込まないで。
このように、それぞれがさまざまに祭りを盛り上げていましたよ。
周辺情報
- ●賤ケ岳リフト
ちょうどこの時季(4月下旬~5月中旬)、「射(しゃ)干(が)」の花が満開とのこと。せっかくなので乗ってきちゃいました。「射(しゃ)干(が)」とは、自然に群生する、アヤメ科アヤメ属の多年草で今がちょうど見ごろ。
白っぽく見えますが、近くで見るとうっすら紫色。
花の美しさと、小鳥のさえずりのすがすがしさをみなさまに持って帰って参りました。
また、山頂に上ると、琵琶湖だけでなく、余呉湖や湖北エリアの街並みなど3つの絶景が見渡せました。
賤ヶ岳山頂から琵琶湖。
鴨みーる
ワーオー!
「賤ケ岳の合戦」について語って下さる、「合戦の語り部」さんもおります。
- ●賤ケ岳サービスエリア
たくさんの自然に囲まれた「賤ヶ岳SA」。高速に乗らなくても、下道から入れちゃいます。(専用駐車場有)
ぷらっと帰りに寄ってみました。濃厚な味の「伊吹牛乳ソフトクリーム」に舌鼓。
祭りだけでなく、賤ヶ岳周辺までをも堪能して帰路につくのでした。
今の時期の賤ヶ岳は最高ですよ!
参照1)
[琵琶湖八景]
月明 彦根の古城 (げつめい ひこね-の-こじょう)
涼風 雄松崎の白汀 (りょうふう おまつざき-の-はくてい)
新雪 賤ヶ岳の大観 (しんせつ しずがたけ-の-たいかん) ←
煙雨 比叡の樹林 (えんう ひえい-の-じゅりん)
深緑 竹生島の沈影 (しんりょく ちくぶしま-の-ちんえい)
夕陽 瀬田・石山の清流 (ゆうよう せた-いしやま-の-せいりゅう)
暁霧 海津大崎の岩礁 (ぎょうむ かいづおおさき-の-がんしょう)
春色 安土・八幡の水郷 (しゅんしょく あづち-はちまん-の-すいごう)
コメント
五先賢の館 佐治寛嗣
賤ヶ岳からのびわ湖&余呉湖の景色はまさに絶景です
賤ヶ岳合戦絵図の原画(江戸中期)は五先賢の館にあります。
(展示はレプリカですが・・・・)
鴨みーる
五先賢の館 佐治寛嗣さま
いつもありがとうございます。賤ケ岳からの景色はまさに絶景でございました。「五先賢の館」の中にも、たくさんの歴史の展示物がありますよね。賤ケ岳合戦絵図の原画もあるのですね。レプリカでもそれはとても貴重ですね!