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【編集後記】CHEKiPON7月号「気になる一軒家」
こんにちは、編集部FUJICOです。
チェキポン7月号の特集は「気になる一軒家」。
この企画は、取材や撮影で滋賀県内を駆けまわっている編集部が「前から気になってたけどなんの店?」と思っていた店のなかから、取材先を選んだリアルな企画です。
(とは言いつつ、しっかりリサーチしてますよ。お仕事だもの)
今回は魅力たっぷりの一軒家から、FUJICOの好みに偏りまくった「編集後記」をお届けしますー。
編集長の心が踊った文房具のお店
「佐々木文具店」
数あるショップのなかでもどうしても気になってしまうのが文具店です。昭和生まれのFUJICOは雑誌も漫画も小説も観光パンフレットも、やっぱり紙をパラパラめくりながら読みたいのです。さらに令和になってもフリー情報誌を作っているくらいですから、「紙」が好きなのは想像に難くないでしょう。仕事柄、雑誌にかける月々のお金も相当なもの。投資でもあり勉強でもありますが、根底には“好き”という想いがあるのです。
そんな性格からか、使い道のない(?)メモ帳なんかも買い集めてしまうんですね。…ということで、今回は取材の前から楽しみでソワソワしておりました。
「佐々木文具店」はのどかな雰囲気と自然がいっぱいの米原市村居田にあります。2014年10月にオープンしてから、じわじわとクチコミで人気となり、2022年4月に移転オープンしました。
自分の部屋(=落ち着く空間)がイメージです。新しいお店ですが、古い建て具やガラス窓を組み合わせてどこかレトロな雰囲気にまとめられています。とっても素敵です。文房具が色褪せないように、ほんのり薄暗い店内は長居してしまうので要注意ですよー。(ずっと居られる…笑)
▲可愛い一軒家です♡
オーナーは大手文具メーカー出身で、そもそも文具が大好き…というか、文具のプロです。(文具にプロがあるかどうか知りませんが。笑)ショップに並ぶのは多彩な便箋やメモ帳のほか、消しゴムやえんぴつなどいわゆる文房具。
▲多彩の揃う文具はもちろんですが、デスクやチェストなどの什器も可愛い
▲作家さんと一緒につくったオリジナルの一筆箋のほか、もらった人が嬉しくなる文具がたくさん
▲マスキングテープやクリップなども種類豊富でいっぱい集めたくなってしまいます
▲(プラスチックではなく)本当のゴムでできた消しゴムも
さらに、新しいショップでは雑貨や食材など、“暮らしのもの”も取り扱っています。
「自分が実際に使っていいと思ったものだけをショップに並べています」と話すオーナーは優しい笑顔が印象的でした。文具も「気まぐれで仕入れているんですよ〜」。なんて…素敵!言ってみたい。余裕の笑顔。わたしなんて時間追われて働く日々ですー。笑。
(ちなみに事前のメールのやり取りも優しかったんです。手書きのMAPの画像を送ってくださいました♡)
その癒やしの雰囲気と、ショップの静けさ、ゆったりと流れる米原の時間にホッと心が安らぐのでした。
▲実際に買ったのはコレです♡リアルガチです。笑
編集長が愛してやまないビールの話
「彦根麦酒」
はい、ビール大好きです。
ということで注目していた彦根のブルワリーにも行ってきました。
田園風景になじむ大きな一軒家ですが、“一軒家”と言っていいのかも微妙な雄大な施設です。
事の発端は「地元を活性化し、愛される場所にしたい」という想い。荒神山の麓という立地と自然豊かな環境、地元で育まれた農産物など総合的な観点で、滋賀県立大学・教授のアドバイスのもと、ビールづくりをスタートさせたといいます。
想像する通り、未経験のビールづくりは試行錯誤の繰り返し。勉強と研究と努力と苦労を積み重ね、2021年5月にオープンを迎えることができたそうです。…本当にすごいことですね。地元への愛と覚悟が感じられます。尊敬しかありません。
▲ビールづくりの工程が、イラストで説明されていました。
働いているスタッフは女性が多く、しかも皆さん地元の方々なんだとか。取材時にも仲の良い雰囲気が伝わってきて微笑ましい気持ちになりましたよ。
観光として訪れる人やクラフトビールファン、そしてもちろん地元の人も美味しいビールと癒やしの時間を楽しんでおりました。
ビールを目当てに足を運んだ不純な動機のわたしですが、思わぬストーリーに出会うことができて、とても幸せな気持ちになりました。ありがとうございました♡
編集部FUJICO
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