- 日野町
ノスタルジックな街並みと共に楽しむ「日野ひなまつり紀行」
ただいま、県内で開催中の「びわ湖のひな人形めぐり」。その中で今回は「日野ひなまつり紀行」に行ってきました。
かつての城下町、そして近江日野商人の町として栄えた日野町。今も風情ある街並みが残っています。
日野ひなまつり紀行は2/12(日)~3/12(日)の期間中、江戸時代から現代までのお雛様が街中に飾られ、どこか懐かしい街並みを散策しながら鑑賞できます。
会場は東西にわたり約1.5km。どこから巡るか迷いそう。まずは会場の中心に位置する観光案内所「まちかど感応館」で情報をゲット。
ここではお雛様・お内裏様の衣装を着て、写真が撮れます(子どものみ)。また館内には様々なお雛様が飾られていました。手作りの「竹びな」など、お土産も買えます。
パンフレットをもらい、見どころやルートなど、詳しく教えてもらいました。おすすめの巡回コースは、約2.5km、ゆっくり2時間のコースとの事。
さっそく出発!
この辺りは「桟敷窓(さじきまど)」のある家並が続きます。桟敷窓はお祭りを見物するために作られた窓で、全国的にも珍しいと言われています。
ここから中を覗いてみると・・・
こちらに見えるようにお雛様が飾られています。雪とお雛様の組み合わせは、季節の移り変わりを見ているかのよう・・・。 イベント期間中、各家々では通りから見えるようにお雛様が飾られ、散策しながら見ることができます。
以前、店舗として使われていた場所では、江戸時代に作られた元禄雛や享保雛など、貴重な人形が展示されていました。享保雛は現代のものに比べて面長なのが特徴だそうです。人形の衣装に綿がたっぷりと入っていて、ふっくらしているのもこの時代ならでは。また、お内裏様が足の裏をぴったりくっつけて座っているのも特徴の一つ。
それにしても、どれも随分大きな人形です。
この辺りは日野商人の町として栄えていたことから、このような豪華な人形を所有している家が多かったそうで、日野商人の繁栄ぶりが覗えます。ここでは年代別に並べられ、詳しい説明も聞けます。中身が綿ではなく、束ねた藁を詰めて作られたものもありました。
この日は朝から雪が降り、冷え込んでいましたが、軒先に飾られた小さなお雛様に、ほっこり。
たばこ屋の空き店舗をショーケースに見立てて飾られたもの。レトロな建物とお雛様、妙にマッチしていませんか?
また、期間中、会場のどこかに日野のご当地キャラ「がもにゃん」が出没するとの情報をゲット。運が良ければ出会えるかも!
西会場にある「近江日野商人館」や、東会場の「ふるさと館」に於いても、多くの貴重なお雛様が展示されています。入館料は各300円ですが、両方の会場に入館すると入場料がお得になります。展示物はもちろん、立派な造りの建物そのものも必見。
期間中の主に土日には、人力車の運行や、コンサート、落語寄席、祭り囃子の演奏などの催しが盛りだくさん!
「ひなまつり弁当」や「日野うどん」なども味わえます。盛りだくさんすぎて1日では足りないかも。ぜひ何度も訪れて「日野ひなまつり紀行」を楽しみたいですね!
ひなまつり紀行の散策は無料ですが、有料のイベントや、入館料や参加費が必要なものもあるので、詳しくは日野観光協会のホームページなどをチェックしてね!
日野観光協会(期間中の主な催し物)
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