自由な心の内を表現~楽園の夢に想いを馳せて~

自由な心の内を表現~楽園の夢に想いを馳せて~

11月22日、近江八幡にある[ボーダレスアートミュージアム NO-MA]の 企画展「楽園の夢」に行ってきた。
町家を大幅に改築し2014年に開館した NO-MAは、アールブリュット作品を核としながらも一般のアーティストの作品も共に展示。様々なボーダーを越えた魅力ある場所づくりを追求している。

今回の展示は6名の作家によるもの。それぞれの作家の自由な楽園が様々な手法で表現されている。

 

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岩瀬俊一による「きれいなお姉さん」。

細いペンを用い、一方は黒を背景にどこか宗教的な作品、もう一方は白を背景に南国を思わせるエキゾチックな雰囲気漂う作品。どちらもテーマは同じだが与える印象は違う。ユーモアいっぱいのキャラクターの表情もよく見ると、細い線や太い線、模様も様々で細部にまでこだわりが伺え、独特な世界観に引き込まれた。

 

 

 

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まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなかわいらしさに心踊る作品は、松浦萌によるもの。

カラフルなビニールテープで文字や食べ物など様々なものが制作されており、中には見覚えのあるキャラクターも。彼女の手で愛らしさがさらにプラスされ、見ているこちらもつい頬が緩む。

子供にも大人気な作品で思わず触ってしまいたくなる子供が多かったそう。言葉ではなかなか自分の気持ちを表現できない松浦さんだそうだが、彼女の楽園はうらやましいほどの豊かさに溢れていた。
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35年の歳月をかけ、三重の山奥に、ただ一人で広大で奇抜な陶芸空間「虹の泉」を作り上げた、今は亡き東健次による作品・映像展示は、美しく厳かな雰囲気が漂う。

世界を旅し、自分の中の楽園を思い描き、ブルドーザーでの地ならしから全て一人でこなしたという彼の制作への飽くなき追及心は、私たちに強烈で真に迫るメッセージを与えてくれる。

展示された作品には、文字が書かれており、聖書の一節で「自分自身の存在を輝かせ、自分も夢中になれるものを探しなさい」という意味なのだとか。
実際に作品を見に行くツアーも開催され、とても好評だったそう。
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他にも桜水孝一による絵画、山崎利幸による鉛筆・シャープ芯彫刻、デイヴィッド・デュバル・スミスによる絵画や造形が展示され、様々な楽園に時を忘れたかのように見入ってしまった。
次回展示は12月3日より、「第13回 滋賀県施設合同企画展 ing…~障害のある人の進行形~前期」(~1月9日まで。後期は1月13日~)。

想像を越えた生のアートをぜひ体感して。

yu
yu

フリーライター。
子育てしながら楽しくお仕事しています。滋賀のいいところをたくさんご紹介していきます。

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